EPSON GT-X980を購入した理由

1.フィルムをスキャンしたい!

昔のネガフィルムや趣味の天体写真のネガフィルムがたくさんあり、フィルムが劣化する前にきちんとデジタル化したいと思っていました。
ここのところネガフィルムをキレイにスキャンできること(4800dpiでスキャンすること)と効率的にスキャンできることを満たすスキャン方法を検討していました。
 
結局、満点とは言えませんがいい方法がなく、無難なEPSONの GT-X980(56,000円くらい)がいいという結論になりました。
GT-X980購入の経緯をまとめておきました。検討している方の役に立てれば幸いです。
そして、自分の買った理由を忘れないためにもまとめてあります。
 

2.キレイにネガフィルムを読み込む方法は3つだけど、現状はフラットヘッドスキャナーがベストか。

(1)フィルム専用スキャナー

昔はニコンやミノルタが出していましたが、さすがに昔でWindows10には対応していません。
サンワダイレクトからオートフィルムスキャナ(自動送り・ネガ・ポジ対応・高画質3600dpi・CCDスキャン) 400-SCN034 ¥42,800というのが出ていて、真剣に悩みましたが、一コマのスキャン時間が遅いことや取り込みソフトなど不安が多いため今回はパスしました。

(2)業者に持ち込み

一コマいくらでスキャンしてくれるサービスです。これでデータ化したらとんでもない金額がかかる。。。富士フィルムのスキャンサービスは基本300万画素の読み込みで、1000万画素の読み込みは一コマ1,000円かかるので。
 

(3)フラットヘッドスキャナー

フィルムを読み込む機能の付いたスキャナーは限られています。
エプソンではこのハイエンドモデルのGT-X980と2016年12月に発表されたミドルレンジのGT-X830です。
(キャノンもCanoScan 9000F Mark IIという機種がありますが、使い勝手がいまいち悪かったのです・・・そして、12枚しかいっぺんに読めない)
GT-X980のほうが光学性能が良い(DUAL LENS SYSTEMと高性能レンズを搭載だそうです)そうです。そのためサイズも大きい・・・

 

3.GT-X980を選んだ理由は効率的かつ合理的ソフトウェア

(1)効率がイイ!

どちらも性能的には同じようですが、一度にフィルムの読み込む量がGT-X980が3列6コマで18枚に対し、GT-X830が2列6コマで12枚です。
大量のネガフィルムを読むならばGT-X980のほうが効率がいいことが第一にあげられます。
4800dpiで35ミリ一コマ当たりの読み込みスピードはGT-X980は59秒、GT-X830は95秒です。
さらにGT-X980は 別売り(1万円ちょっと)でフィルムフォルダーを入手できるため、読み込み中にフィルムをセットすることも可能です。

 

(2)光学性能以外の読み込み性能がイイ!

実は読み込みの平面性を維持するためにアクリル板がフィルムホルダーに装備されています。
残念ながらここが一番のネガティブな部分です。埃をどうしてもゼロにできない家で、アクリル板というフィルム以外にも埃の付く余地がでてしまいました。
DIGITAL ICEというゴミや傷の自動検出・修復機能がとても良く働いてくれるので、とりあえず合格ということにしたいと思います。
一枚一枚目を皿のようにしてみることはしないという立場に立てば、合理的な素晴らしい機能です。
 
大事なネガフィルムはDIGITAL ICEをオフにして読み込み、埃がついてないか目を皿のようにしてみています。ここが一番の不満。
EPSONスキャンもシンプルで大変わかりやすいです。
 
今後、スキャンの設定などをもう少し勉強していきたいと思います。
 

 ↓フィルムスキャンのホコリ対策法を考えました(2017年2月14日追加)

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